1970年、
現代表者である安藤康宣(あんどうやすのぶ)が故郷の大地に畜舎を設け創業致しました。
以降、九州大分の快適な環境の中で高品質な食肉の生産を続けて来ました。
乳牛・食肉和牛の肥育を経て、
2017年にオーストラリアからドーパー種の羊を空輸し繁殖を試みます。
畜舎の整備・飼料の改良・放牧地の拡張など出来る限りの策を続け、
2019年に少量なれど安定的な出荷にたどり着く事が出来ました。
そして肉質の改善と供給量の向上を念頭に置きながら研鑽を重ね、
2022年の冬、
ようやく全国の皆様へお届け出来る日がやって参りました。
ドーパー種について
ドーセットとペルシャの交配によって生まれた品種と言われています。
繁殖力・環境適用力に優れていて獣臭が少ないなどの特徴があります。
☆ちなみに羊毛は取れません。
多胎が多い反面で子羊は小さく生まれる事が多いため病気などに弱いです。
そのため畜舎は厳重な維持管理が必要です。
肥育ついて
すべての蓄養(畜産・漁業・農業)に言える事ですが個体が取り込む飼料がそのまま品質に影響します。
特に動物は食べ続けた物の特性が脂肪に蓄積されて行きます。
化学合成の飼料を食べ続けた家畜や養殖魚は臭みや苦味を蓄えます。
肥育を早める飼料や病気を防ぐ薬品は時としてに肉質を劣化させることになり、
ドーパーの肥育を初めて数年は試行錯誤の日々でした。
「やっぱり羊は難しいね」と言われ続けた数年間でした。
ドーパー種の国内事例は皆無で参考にならず海外に求めてました。
しかし大分県の環境特性も加味すると海外の事例も参考にならず。
ゼロからの研究を重ねた結果ようやくマズいと言う声がなくなりました。
まだまだスタートラインです。
美味い!と言って頂ける物を目指して続けていきたいと願っています。
牧草地は十分な広さであっても家族だけの小さな牧場です。
出荷頭数も安定して来たとは言え全国にお届けするにはまだまだ足りません。
ネット販売にどれだけ対応できるのか?
スタッフ全員でドキドキしながらの日々です。
よろしくお願い申し上げます。
安藤牧場スタッフ一同より